【美輪明宏】イングリッド・バーグマンについて語る
ごきげんよう。美輪明宏がお送りいたします『薔薇色の日曜日』の時間でございます。(2016年9月4日放送)
今日はハリウッドの大女優でしたイングリッド・バーグマンについてお話させていただきたいと思います。
と申しますのは、わたくしはまだ行ってないんですけども現在生誕100周年を記念したドキュメンタリー映画が公開中なんだそうですね。ぜひ見に行きたいと思っておりますけれど、タイトルは『イングリッド・バーグマンン 愛に生きた女優』
わたくしも大好きな方なんです。というのは、顔も美人は美人なんですけれど、そんなエリザベス・テイラーみたいに、あとグレタ・ガルボみたいに黄金分割で整った顔という美人ではないんですね。唇もちょっと厚ぼったいし。
でも演技が本当に素敵なんですよ。歩き方が大女で、もっそりしてるはずなのに、それが動きが洗練されてるために、それをカバーして余りある動きをなさるんですね。それから目の使い方から、手の使い方、指の使い方。それをいろんな女優さんは参考になさった方が良いと思いますね。それぐらいの女優さんです。
ハリウッドの黄金時代を代表する大女優で、アカデミー賞をなんと、3度も受賞なさってるんですよね。
身長は175センチなんですけども、ハンフリー・ボガードって言うクセのある名優がございましたけど、この人と同じ『カサブランカ』という映画に出ていたんで、彼よりも背が高いんですね。ですから常に、うんと高いハイヒールは履いてなかったですね。低いヒールをはいてましたね。
1915年スウェーデン生まれで、1980年67歳で亡くなったんですけど、私生活では3回離婚して悪女のイメージがあって終戦後大変だったんですけど。
TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2016年9月4日放送分より
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