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美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

【美輪明宏】美輪さん、猫ブームと化け猫女優について語る

芸術 芸術-映画

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よくまぁテレビもあっちこっちひねると、猫ブームで、猫だらけ。本当に近年、「ねこブームが続いておりますけれど、猫グッズなどが生み出す経済効果は、なんと年間2兆3000億円ですって。ですから大変ですよね。

 

アベノミクスならぬネコノミクスですね。

 

アベノミクスは失敗して、ネコノミクスは大成功って言うのも、これも皮肉なものでございますね。

 

わたくしの母は20歳の時、わたくしが2歳の時に亡くなってますんで、人づてに聞いたんですけど、猫が大好きだったんだそうです。ですから、母は、わたくしが小さい頃はいなかったんですけど、猫がそこいらじゅう集まってきちゃってね。わたくしも追い払うのに大変だったんで、猫が好きじゃなかったんですね。だって気ままでしょ。自分の気の向くままに生きてる。それが可愛げが無くて好きじゃなかったんですけど。

 

でもそうでもないですね。飼い方によるみたいですね。やっぱりね。

 

戦前から人は猫が好きだったって言うけれども、竹久夢二の『黒船』ってタイトルの絵で、黒い猫をだいてますでしょう?浮世絵なんかでも、猫の絵があります。

 

それで今の違うのは、どこ行っちゃったんだろうと思うんですけどね、影も形もいなくなったのは化け猫。

 

昔ね、終戦後までは化け猫って言うのは鈴木澄子っていう化け猫女優っていう人がいましてね。これは小型の小股の切れ上がった綺麗な女の人でしたけども。化け猫の映画って言うのがありまして、だいたいお屋敷絡みなんですよね。それで主人の敵を討つとかね。そういう忠義な化け猫だったりね。

 

あとは入江たか子さんって言うね。昔、堂上公家だった方でね。そして女優になったんというんで、世間が大騒ぎになって、公家の娘が女優ごときになるとはけしからんって。それで、ずいぶん横やりが入ったらしいんですけど。

 

とっても上品な美しい方で、わたくしもお話させていただいたことが、何度もありますけど、綺麗でしたよ、本当に。

 

その方が今度は、終戦後でしたから、食べていくのに大変だったらしいんですよ。それで結局、最後は化け猫女優って言われてね。化け猫の映画を何本も主演して、これが大当たりしたんですね。

 

ですから鈴木澄子さんだとか、入江たか子さんのことを、化け猫って言うと思い出すんですけどね。

 

最近ね、子猫の家はかわいいですよね。痩せた猫とかペルシャ猫が次から次へとテレビで、へたなタレントよりも出てますでしょう。まぁこれが一時の流行りじゃなきゃいいけれども、飼い捨てで可哀そうな目にあう猫がたくさんいるじゃありませんか。

 

飼うんだったら死ぬまで可愛がってあげないと、命があるものですからねぇ。とにかく、人々にかわいいかわいいって、慰みを与えているわけだから、癒しを与えるという意味では、アベノミクスよりはるかに役に立っていると思いますよ。

 

TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2016年6月5日より

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