【美輪明宏】芝居の原点について語る
さてわたくしはここのところ毎年お芝居を上演しております。
そもそも、わたくしの芸能関係の、舞台の原点と言いますと、小学校の時にピアノと声楽を習い初めまして、それで発表会があるんですね、1年に2回。その時に初めて、大勢の人の前で、市民会館があったんですけど、あれは1000人か1200、1300人入るところじゃありませんかね?
そこで歌ったのが最初で、童謡でしたね。あの頃、『ミカンの花咲く丘』とか、『おさるのかごや』とか、ギャラは一銭ももらえないんですよ。月謝を払うだけでしたけど。そういうのが舞台の原点ですね。
それで学校でも演劇部に引っこ抜かれまして、女役、娘役でしたね。モリエールの喜劇なんかもやってましたね。それが演劇部で、芝居の最初(原点)でした。
TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2016年9月18日放送分より
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