【美輪明宏】江原啓之が『オーラの泉』で隠していた本音について語る
この記事は2011年10月9日にTBS系列で放送されたテレビ番組『ホンネ日和』の対談について書かれた第1回目の記事です。美輪は美輪明宏、江原は江原啓之、ナレはナレーションを表しています。
ナレ 秋晴れの銀座。連日、美輪さんがコンサートを催す会場のロビーが、ふたりの語り合う舞台となりました。そこで想像をはるかに超えるお互いの告白が行われたのです。
江原さんはどんな存在?
美輪 邪魔な存在です。お邪魔虫(笑)
美輪明宏さんはどんな存在?
江原 一言で申し上げて信念の方ですね。信念です。
最近2人であったことは?
ございません。お互いに趣味じゃないんで。
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今日はどんな話をしたい?
江原 信念ってどうやって出来上がるのか、そう言ったことを聞いてみたいですね。
ナレ 人柄は正反対。でも2人は息をのむような本音のやり取りを。度重なるバッシングへの秘めた思い。そして、美輪さんの強さの源なった壮絶な人生。ベールを脱いだふたりが絶対に伝えたいメッセージとは?すべての日本人が本当の幸せを掴むための教えを語ります。迷いの中にいるあなたの心。どんな言葉でなら救ってあげられますか?
『ホンネ日和』
江原 今日はいいですか?ざっくばらんにお話させていただいても…
美輪 どうぞどうぞ
江原 私が例えば美輪さんと、自分自身のことを話すこととかってないんですね。実は
美輪 無いわよね。だってあなたはほとんど相談者に向かって答えを言うだけでしょ?
江原 はい。実は、一番最初に美輪さんとお目にかかったのは今は亡き、丹波哲郎さんのお宅で…
美輪 そうそうそう
江原 なんですよね?
美輪 まだあなたが神主さんやってた頃でね。
江原 はい、私は実は大きな節目が2回ありまして、1度目は少しテレビとか出して頂いたときに、やっぱりちょっと揶揄されたりしたんですね。そのとき「あーもうテレビ止めよう」って思ったときに、実は丹波さんが家に来られたんですよ。突然!
美輪 ほう
江原 「僕は今日君に伝えたいことがあって来た」と。どういうことかっていったら「君はなるべくテレビに出てくれ」って。「僕は僕の役割がある。君は君の役割があるから、それを絶対やって欲しい」と言われたんです。でも、それも今にして思えばあの時はまだ幼稚園のレベルでね。第2回目のその機会って言うのは、美輪さんとちょうどあの番組を…
美輪 えぇ
江原 あれは不思議な番組だったじゃないですか。はじめは私、出るはずじゃなかった番組。
美輪 そうそう
『オーラの泉』の裏側
ナレ 4年半の間、共演したテレビ番組。しかし江原さんは急きょ出演することが決まったため、当初は戸惑うばかりだったと言います。
美輪 ゲストっていうのは立てなきゃいけないから。ゲストの裏の裏の裏が見えてても、それを言ったら番組はメチャクチャになるんですもんね。
江原 でも最初の頃は私もそれに順応できず、美輪さんに見抜かれて、辛い思いをしたことがありますけどね。
美輪 そうですよ。あなたは純粋だから、ゲストの人の裏の裏が見えてて、これ言わせたら番組がメチャクチャになっちゃうと思ったから、私がパーっと話を変えちゃって、話させないようにしたのよ。
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江原 うん
美輪 そしたら番組が終わってね、あなたの波動がすごいのよ。
江原 (笑)
美輪 「チキショー!私はこれを言いたかったのに、こんな自分が言いたいことも言えないような番組なんて降りてやる」って思ってたでしょう?
江原 本当に思ってました!
美輪 困ったもんだなぁ、どうしたもんかなぁと思っててうちへ帰ったのよ。うちへ帰ってホッとしたら、いきなりあなたがフッと見えて、ベッドでこんな大の字になって「美輪明宏のバカヤロー!!」って(笑)
江原 いや、バカヤローってことは無いんですけど(笑)
美輪 見えたんですよ。面白かったね。
江原 まぁ(この部分は)放送してくれないと思いますけど
美輪 これ放送すべきだ。放送しなかったら祟ってやる!(笑)
(第2回につづく)
『ホンネ日和』2011年10月9日放送分より
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