美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

【美輪明宏】外国には無い日本の妖怪の魅力について語る

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怖いですねぇ~。何でも子どもたちの間で、妖怪がブームになってるそうですねぇ。まぁ、わたくしがブームになってるってことでしょうか?(笑)

 

妖怪ウォッチっていうゲームの影響だともいわれてるんですけど、わたくしはゲームとかには明るくございませんので、昔出たてのころちょっとやってたぐらいで。私は現実派ですからヴァーチャルなものには興味がないんですね、夢がありませんけど。

 

 

私も妖怪と呼ばれたことがあるだろうというふうに、目の前にいるディレクターが言ってましたけども、彼こそ妖怪みたいな顔してるんですよ。ご覧に入れられないのが残念でございますけどね。奇怪妖怪という感じでございます。そういう人が目の前におります。まぁわたくしが言うのもなんでございますけども、妖怪同士ということでしょうか(笑)

 

日本人は今にこういう妖怪であるとか漫画であるとか、そういうユーモラスなものを世界に送り出して、世界で今もうアニメやなんかで引っ張りだこなんですけども。

 

今度は幽霊や妖怪でもヨーロッパやアメリカあたりの妖怪って言うのはただおどろおどろしくて、フランケンシュタインとか、ドラキュラ伯爵だとか、残酷で、血だらけで、残虐で、グロテスクで、加虐的で気持ちが悪いのが多いでございましょう?サドマゾの世界みたいで陰湿なんですね。

 

ですから英国のハリー・ポッターのお化けにしても陰湿でしょう?ところが日本のお化けって言うのは、明るくて、面白くて、とぼけてて。

 

だって、置いてけぼりのお化けって言うのは、お堀の方から声がして、桶を「置いてけ、置いてけ」っていうものとか、ふんどしのお化けが出てきたリ。水木しげるさんの妖怪たちって言うのもおもしろいでしょう。ですから日本のお化けって言うのはユーモアがあるんですよね。楽しいんですよね。(置いてきぼりのお化け=置行堀 - Wikipedia

 

ですからおどろどろろしさや、奇怪至極で、まがまがしい、残虐というそういう言う感じがしない。ですからわたくしは大好きだし、アラレちゃんにしても、ピカチュウもそうですし、まずかわいいですよね。とってもかわいい。それが日本の特色で、真骨頂なんですよね。

 

ですから、これはヨーロッパにしても、アメリカにしても、英国にしても、どう逆立ちしても無理ですわね。

TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2014年9月7日放送分

 

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