【美輪明宏】ホスト系に対する違和感とぽっちゃり男性の魅力を語る
それでは、今日はまず、みなさまから寄せられたお便りからご紹介しましょうね。ラジオネームはドジ乙女さん。面白い乙女さんですね。
美輪さん初めまして。私は最近相撲にハマっています。
えーコレは珍しいと思ってたらそうでもないんですね。
ミーハーですが、若手の遠藤、逸ノ城の活躍がきっかけです。力士たちの鍛え抜かれた体と、取組中の真剣な表情にときめいてしまいます。美輪さんは相撲はお好きでしょうか?
別に好きでも嫌いでもないですね。昔から言われてるんですけど、太めの男の人が好きな女の方はみなさん両国の方へ行くっていうふうに昔から言われているんですね。
でも最近おかしいなあって思ってたのは、ジャニーズ系であったりとか、ホスト系であったりとか、細くて折れそうな男の人がいいって言うう風に誤解されてそれがずーっと流行って続いてましたでしょう。
そして髪の毛も爆発現場から這い出てきたようなヘアスタイルで、眉毛まで女っぽく細く剃ったりしてるでしょう。それは醜いし、ちっとも魅力が無いし、何を考えてるんだろうと思ってて、みんな流行を追い続けて、本物の良さを分かんなくなったんですね。
でも最近は先進国並みに、日本の女性たちも本音を言うようになっちゃって、国技館に若い女の人がずいぶん増えちゃって。それで花道のとこで触ったりしてるでしょう。まぁ大胆と思うんですけどね。それはそれで結構ですけど。
私は相撲は昔、大鵬関と昔仲良くさせていただいて、本当にお人柄が良くて、神経が細かくて、それでわたくし逆に普通ひいき筋が大きなお座布団プレゼントするじゃないですか。ところが向こうから楽屋用の大木の座布団を大鵬幸喜よりって、染めたのをわざわざ送ってくださったんですよ。
いまでも押入れの中にありますけどね。まぁいろんな思い出もあります。
TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2015年3月1日放送分