【美輪明宏】恋と愛の違いについて語る
では、ここで恋愛の秋でございますから、それを歌にしたものをお届けしたいと思います。
恋というのは、自分本位ですね。自分勝手に相手のここが好き、あそこが好きって、恋い焦がれる。で、その気持ちを押し付ける。それが恋ですね。
愛というのは、そこから始まって、今度は自分の気持ちはどうでもいい。相手が平和で健康で、幸せでいてくれればそれで充分。これが愛です。
この自分本位と、相手本位と入り混じっている最中が恋愛なんですね。ではその恋愛に関する歌を。先ほどのお話と関連があるんですけどね。『愛する権利』という歌を私の歌で聞いていただきたいと思います。シャンソンでございますけどね。
誰にでも、どんな人にでも愛する権利があるんだと、ということをわたくしが具体的に訳詞をしたんでございます。これをなかにしれいさんが本編の詩よりも訳詞の方が良いって、何かの本に書いてくれていましたよ。まぁ自画自賛でございました。ではお聞きいただきたいと思います。
『愛する権利』美輪明宏でございます。(終)
TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2016年10月2日より
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