【美輪明宏】『保育園落ちた日本死ね』という匿名ブログについて語る
「保育園落ちた日本死ね」というタイトルのはてな匿名ダイアリ―がはてなブックマークで一時期、大変話題になりました。
この件について、国会で民主党の山尾議員が取り上げため、はてなだけではなく、日本中に待機児童問題が知られることになりました。「保育園落ちた日本死ね」は2016年の流行語大賞トップ10にも選出されています。
「保育園落ちた日本死ね」新語・流行語大賞トップ１０入りで山尾議員が受賞
しかし、この件について批判している人も少なくありません。否定派の多くは「死ね」という言葉の汚さを批判しています。一方、擁護派は「死ね」というのは比喩的な意味であって、それだけ当事者が追い詰められているということを知ってほしいと訴えています。うーん、どちらの言い分にもある程度説得力がありますね。
それでは美輪さんは、この「保育園落ちた日本死ね」問題についてどのように考えているのでしょうか？
美輪さんの「保育園落ちた日本死ね」論
今日は母の日ですよ。でもねぇ、小さなお子さんがいるお母さん方は、大変なようですね。
待機児童問題ってことで、社会問題になってますでしょう、いまだに。それで、一般女性がブログに腹立ちまぎれに、『保育園落ちた日本死ね』と書いて、話題になりましたけどね。
「一体どうなってんの、この国は」って思いますよね。私は、昔から言い続けているように、その少子化、少子化て言われるちょうど前あたりから言い始めて、いろんな本も出してますし、本の中でもたくさん書いていますけどもね。
ですから先進国を学べばいいんですよ。学ばないんですもの。フランスなんかは少子化て国が亡びるかもしれないって言われてたわけですよ。でも今はものすごく増えたわけですよ、子どもがね。で、人口も増えちゃって。
じゃあどうすればいいのかって。みんな議員たちが行って、事細かく先進国で人口が増えた、子供が増えたって、そういったところを学べばいいんですよ。
日本中で政令としてこういうことをしなさいって言えば、こういうこと（少子化）にはならないんですよ。だから日本の政党、政治、これを支持する国民。一体どうなってるのと思いますよね。
おかしいでしょ？だから私は国民の方にずいぶん責任があると思いますよ、そういう点でね。
TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2016年5月8日放送分より
まとめ
そういうわけで、美輪さんは「保育園落ちた日本死ね」という言葉自体に問題があるとは考えていないようです。むしろ、実際に問題を抱えている方の悲痛な叫びだととらえています。そして、国はそういう方々を救うために積極的に外国を学ぶべき、というような提言をなさっています。
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美輪さんは子どもが大好きということで、子どもに関する話題についてたくさん語っておられます。例えば、七五三については次のように語っています。
また、子どもには教育が必要ですが、その教育に関する問題についても語っています。特に2018年度から教科になる道徳に関しては次のように語っています。
