【美輪明宏】日本にもオリエント急行みたいな新幹線が欲しいと語る
さて3月26日土曜日に、北海道新幹線が開業するんですよ。青函トンネルが開業するって言う、あの時だけでも大騒ぎだったんですからね。本州と北海道の鉄道の旅がより便利になりますね。
私が生まれて初めて本州に渡りまして、故郷の長崎から東京まで、昭和25年の暮れだったのかな？その時は東京まで28時間かかったんですよ。
今は客席が全部前を向いていましたから、前の人と顔を合わせなくて済みますけど、当時は向かい合わせの椅子でしたから、赤の他人どうしが4人一組にさせられて長時間いるわけでしょう。
しかも、夏なんか暑いですから窓を開けっぱなしにしてますと、ばい煙が入ってくるんですよ。ですから目的地に着くころにはシャツから何から真っ黒けなんですよ。それで、品川駅も新橋駅も東京駅も、駅のホームに顔を洗う洗面台がずらーっと並んでたんですよ。
それが新幹線ができたって言うんで、大阪まで4時間行けるっていうから「えっ！？嘘でしょう」って。速いってことで、だんだん距離が縮まっていくって言うのは結構なことだって思いますよ。
最近こそ新幹線は流線型で、あれは速度やいろいろなバランスも考えてのことでしょうけど、ちょうどトビウオみたいな感じでしょう？
ただ私が残念なのは、アガサ・クリスティの探偵小説の舞台にもなったオリエント急行っていうんですか？あれは贅沢ですよね。昔の皇室の方の専用列車も、ずいぶん贅沢でロマンティックでしたけども、オリエント急行見たいのができればいいのに、って思うんですけど…
九州ではできてるんですね。どうして九州ばっかりなんでしょう？だから、今度の北海道の新幹線も、ああいうオリエント急行みたいな、贅沢なロマンティックな車両だったらもっと素敵だと思いますよ。
まとめ
そういうわけで、美輪さんは北海道新幹線にもオリエント急行のような、豪華でロマンティックな内装やサービスがあれば良いのに、と思っていらっしゃるみたいです。
たしかに、日本の新幹線はグリーン車など、サービスや価格で差を付けているものもありますが、それほど個性が強いものは無いので、どれも同じに見えますね。サービスが均一であるということは良い側面もありますが、それでは外国の方、富裕層の方は魅力を感じないと思うので、VIP専用の新幹線がより普及しても良いのかもしれません。ただ九州にある豪華列車「ななつぼし」の他に、東北新幹線にもグランクラスと呼ばれるサービスがあるみたいですね。
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