美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

【美輪明宏】きゃりーぱみゅぱみゅ、美輪さんにアドバイスを求める

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この記事は2017年1月1日放送のTBSラジオ美輪明宏 愛の手引書2017』の書き起こしの第5回の記事です。第4回は次のリンクから読めます。

きゃりーぱみゅぱみゅ、年を取るほど派手な服が着られなくなる。どうすればいいの?

(美輪)→美輪明宏、(きゃりー)→きゃりーぱみゅぱみゅ、(アナ)安東弘樹アナウンサーを指します。

 

愛の手引書 第2章 きゃりーとよもやま話

(アナ)さぁここからも先ほどから引き続きこちらの企画をお届けします。きゃりーさんお願いします。

(きゃりー)はい、きゃりーの教えて美輪さん!

(アナ)それではきゃりーさんに事前に答えていただいたアンケートから、美輪さんにぜひ聞いてみたい、相談してみたい悩みを紹介します。

私が美輪さんに聞きたいことは、美輪さんから見て、アーティストきゃりーぱみゅぱみゅはどう見えているのか、です。長い芸能生活の中で、いろいろな経験をされてきた美輪さんにアドバイスなどを伺いたいです。

 

(きゃりー)すごく気になるんですけど、美輪さんから見て、きゃりーぱみゅぱみゅはこんなことやったら面白いんじゃないかとか、こういうのをやってるのを見てみたいわとかいうのがもしあったら、聞いてみたいと思いまして。

(美輪)いやぁ、きゃりーさんに望むものは何かなんて、そんな大それたことは無いけれど、思ったことを全部、何でもいいから書き留めておくといいんですよ。そこら辺に何でもいいから、紙にパッパッパッと。洋服のデザインでもいいし、そこから派生して、この洋服をどういうふうに活かしたらいいかしら?照明はこう言うふうで、振り付けはこう言うふうで、って。いろんなところにどんどん派生させていくわけですよ。そうすると音楽でも、これにはこういう音楽がいいんじゃないかしらって。今のところ、どっちかって言うとメジャーな曲が多いでしょ?

(きゃりー)はい。

(美輪)マイナーなメロディもいいいんじゃないかって思ったりとか。そうすると衣装もそれに近いような色を選んだり、デザインを選んだりするじゃないですか。だからいろんなところを全部きゃりーさんは持ってるから、そういう方法をとってみたら、どんどん際限なく、アメーバみたいにどんどん繁殖していくと思うの。

(きゃりー)確かに。

(アナ)衣装も実際にご自身でデザインされていますからね。

(きゃりー)そうですね。

(アナ)やっぱり今のお言葉を頂いてこれからのデザインなんかにも変わっていきますか?

(きゃりー)確かに曲ごとに、最初に曲を聴いて、これはこういうメロディだから、イメージはオレンジ色でこういう華やかな感じかな?とか読み取ってデザインしたりもするので…

(美輪)そうでしょう?

(きゃりー)確かに音楽に合わせて、衣装だったりビジュアルも楽しめたらいいのかなぁと思います。

(美輪)音楽の方も、衣装に合わせて自分で作曲したり…、なんて方が曲を作ってるの?

(きゃりー)中田ヤスタカさんです。

(美輪)中田ヤスタカさん?タカタカタカ…

(きゃりー・アナ)(笑)

(きゃりー)そうなんですよね!タカタカタカって感じですよね。

(美輪)タカタカタカって人に頼んで、相談しておやりになったらいかが?

(きゃりー)お話して作ることは何度かあるんですよね。

(美輪)でしょうね。

(きゃりー)最近こうでこうなんですよって言ったら、じゃあ今のきゃりーがこう思っているんだったら、その思いを曲にぶつけよう!って曲を書いてくれたりとか。

(アナ)フレーズなんかは実際にきゃりーさんが考えてそれが歌に反映されたりなんかしてるんですよね?

(きゃりー)そうですね。お話している所から、歌詞が生まれたりとか。『つけまつける』という曲を出したことがあったんですけど、あれは実は、槇原敬之さんと私対談してマッキーさんにつけまつげをつけたんですよ。

(美輪・アナ)(笑)

(きゃりー)そしたら中田さんがそれを見てて、「槇原さんに、つけまつけるとかスゴイ」ってメールが来て、この「つけまつける」って語感いいから、これを曲にしようとか言って。マッキーさんにつけま付けたところから、曲が生まれたりとか…

(アナ)そこから誕生したんですね?

(きゃりー)そうなんですよ。なので本当にふとしたところから曲になったりしてて、私的にも面白いです。

(美輪)マッキーも天才だから…

(きゃりー)びっくりだと思います。

(アナ)『原宿いやほい』もそういう感じしますけどね?

(きゃりー)『原宿いやほい』は発売が1月だったりするので、ちょっと冬っぽいメロディとめでたい感じとがギュッと詰まった一曲になってますね。

(美輪)さっき『いやほい』聞いてて、失礼だけどマッキーの持っている雰囲気と共通していると思ったのが、それが何かって言ったら「悪意がない」ってことなの。

(きゃりー)あー

(アナ)悪意が無い!

(美輪)悪意とか商売っ気とかヒットさせてやろうとか…

(きゃりー)確かに…

(美輪)人を非難したり、意地悪したりとか、マイナス思考でブツブツ文句言ってみたり、嘆いてみたりとか、いろいろそういう歌ってあるじゃない?

(きゃりー)あります。

(美輪)そういう所が欠片も無いのよ、マッキーのも。それからあなたのもね。そこが共通していて気持ちがいいんじゃない?

(きゃりー)ありがとうございます。

(美輪)それを外国の人たちは肌で感じ取るのね。何万人の人たちがみんな総立ちで「やっほい!やっほい!」喜んでるの見てると、まさにそれだと思うの。

(アナ)そうですね。

(美輪)外国なんか人種差別とかの真っただ中にいるわけじゃない?

(アナ)肌で感じている皆さんですね。

(美輪)だからそれを超越したものを見るのが救いになっているんじゃないかと思うの。

(アナ)どうですか?きゃりーさん、アドバイスは届きましたでしょうか?

(きゃりー)届きました!はい、頑張っていきたいと思います。

(アナ)良かったです。

 問題ガール

(アナ)それでは、またここで一曲、きゃりーさんの選曲でお届けしましょう。きゃりーさん2015年リリースの曲『問題ガール』なんですが、きゃりーさん、これはどんな曲ですか?

(きゃりー)これはちょうど2015年の時に、週刊誌に私が写真をよく撮られてて、特にびっくりしたのが、自動車学校の仮免の時に運転してたら、それもパパラッチされてたんですよ。「きゃりー仮免とれそう」みたいな

(美輪)(笑)

(アナ)なんにも悪いこともないんですけどね。

(きゃりー)そうなんです!悪いことも何もしてないんですけど、当時21歳の女の子として普通に生活しているだけなのに、こんなに恋愛のことで世間からいろいろ言われたり、私生活もコソコソ生きているようで苦しい、っていう話を中田さんにしたら、そんなきゃりーに一曲、こういう曲を出そうと言って書いてくれた曲ですね。

(アナ)今のを念頭に、曲も聞いていただきたいですね。

(きゃりー)ちょっとメッセージ性が強い曲になっています。

(アナ)それでは曲紹介をお願いします。

(きゃりー)はい。では聞いてください。きゃりーぱみゅぱみゅで『問題ガール』。

きゃりーぱみゅぱみゅ - もんだいガール, kyary pamyu pamyu - Mondai Girl - YouTube

(アナ)きゃりーぱみゅぱみゅで『問題ガール』でした。美輪さんいかがでした?この曲は。

(美輪)最近の若い人の歌って言うのは、曲作りがほとんど4小説とか8小説とか16小説とか決まりが昔はあったんですけど、それを15小節だったりとか、9小節だったりとか、全然そういうちゃんと歌うって言うのを度外視しているんですよね。それはなぜかと言ったら、歌詞がほとんどtwitterみたいな歌詞で…

関連記事:【美輪明宏】今のJ-POPにはない昔の童謡の魅力について語る

(アナ)なるほど。

(美輪)歌詞が、曲をつけるような歌詞になってないんですよ。ところがきゃりーちゃんの歌を聴いていると、収まるところがちゃんと収まってて、それで歌詞も変にtwitter歌詞で、字余りを押し込めちゃったるり、そういう苦し紛れのところがないでしょう?だからとっても自然なの。だから気持ちがいい。

(きゃりー)うわー!中田さんにお伝えしよう!

(アナ)そうですね。

(美輪)カタカタさんに…

(きゃりー)カタカタさん(笑)

(アナ)中田さん、この番組聴いているといいな!ありがとうございます。

 この続きは次のリンクから読めます。

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TBSラジオ美輪明宏 愛の手引書2017』2017年1月1日放送分より

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