美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

【美輪明宏】悩み・愚痴について語る

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ごきげんよう。美輪明宏がお送りいたします『薔薇色の日曜日』の時間でございます。(2015年9月5日放送)

 

今日は「悩み・愚痴」についてお話します。皆さんには自分の悩みや愚痴を周りに話せる方が周りにいらっしゃいます?恋人とか、旦那様とか、友人とか、ご家族。いらっしゃる方は結構ですよね。

 

でも聞かされる方は迷惑ですけれどね。悩みのごみ箱でね。♪酒は涙かため息か こころのうさの捨て所(藤山一郎/歌詞:酒は涙か溜息か/うたまっぷ歌詞無料検索)って言うふうに言いますけどね。ゴミ箱代わりみたいなものですね。本人は清々するかもしれないけど、周りは迷惑です。

 

好きな人や愛する人にそういうことを言うのは、思いやりがなさすぎますよね。ご主人はそれまで元気に仕事してたのに、帰ってくるたびにいろんな悩みや苦しみを打ち明けられて、今度はご主人が眠れなくなって、不眠症になっちゃって。

 悩むより解決法を見つけよう!

とにかく自分で悩みとか愚痴を思わないことですよ。人に言ったってしょうがないんだから解決する方法を見つけた方がいいです。悩みごとの時に一番邪魔になるのは感情なんですよ。泣いたり、喚いたり、落ち込んだり、怒鳴ってみたり、酒飲んだり。それで悩みごとが解決するかっていうと、なんにも解決してない。悩みごとはそのまんまなんですよ。それで明くる朝になると頭が痛いのと、酒屋のツケがたまるのと、ロクなことは無いですよ。

 

だから悩み事や苦しみがあるときに一番なのは、感情的にならないこと。常に理性。一番難しいことだけど、冷静沈着に方法を探すことが重要です。こういう方法、ああいう方法。じゃあ発想の転換をはして、こう考えたらどうだろうとか。それが人生のお勉強ですからね。

 

ですからなるべく愚痴を言わないようにする。「見ざる、言わざる。聞かざる、思わざる」この4つ。「見ざる、言わざる、聞かざる」までは日光の東照宮のお猿さんじゃないけど、よく言われます。ただ、「思わざる」っていうのもその中に入れた方がいいんですね。

 

というのは悪いことを思わなければ、周りにマイナスの気が漂わなくなるんですよ。だから悩みを忘れるってこと、きっぱり考えないこと。人の悪口も愚痴も悪いことはなるべく考えない。良いことだけ考える。あとは悪いこと、マイナスのことは想像もしない。

 

そう言うクセをつけると顔つきも変わってきますし、良いことが起こるようになるんです。自分がどんどんマイナスの気を引き付けて、マイナスがマイナスの仲間を呼ぶんですよ。ですからなるべくプラスの仲間を呼ぶようにして。

 

それで今後は人に愚痴をこぼされたり、悪口を聞かされたりしているときには、なるべくその人の周りに行かないこと。それで聞いてても他のことを考えてること。そうするとうまくいきますよ。「へぇへぇ」「そうそう」って言ってればいいの。だから「そうよ」とかね「あ、そうだ」とか言うと、「あの人もこう言ってたよ」ってよそいって言われますからね。ただ「そうそう」という。これが一番です。(終)

 

TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2015年9月5日放送分

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