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【美輪明宏】『アナと雪の女王』が大嫌いな理由を語る

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ごきげんよう。美輪明宏がお送りいたします『薔薇色の日曜日』の時間でございます。

(2014年9月7日放送)

 

今日は「ありのまま」というテーマについて話してくれということなんですけど。

 

今年は不思議なことに『アナと雪の女王』の主題歌「ありのままで」(Let it go)が大ヒットしまして、映画も大ヒットしたんですよ。それで世の女性たちが共感しているとか。

 

歌がヒットしたとか、映画が大ヒットしたとか、それは興行界としてはご御同慶の至りで結構なことだと思うんですけども。

 

わたくしは、ああいう外国のマンガとかアニメとか大嫌いなんですよ。キャラクターがみんなグロテスクなんですよ。美しくもないし、可愛くもない。

 

それはシンデレラの昔からベティ・ブームというのが戦前ありましてね。ベティさんとかミッキーマウスとか、こういうものは可愛かったんですよ。

 

ところが戦後にできたものは、ハリウッドで作られたマンガもそうですけど、みんな禍々しくて、グロテスクで。そして英語の時間で変なキャラクターが出てくるのがありましたでしょう。『セサミ・ストリート』って言うんですか?みんなグロテスクで醜いのばっかり出てくるんです。可愛いのなんて一匹も出てこないんですよね。

 

向こうの人って言うのはカワイイとかキレイなものって苦手なんですね。シンデレラも王子様も、どこがいいんだっていうふうに思うんですけども。

 

しかも『アナと雪の女王』の主人公も妙な顔してますでしょう。気持ちの悪い顔しててね。アナも雪の女王もみんなそうだけど、どこが良いんだかわからない。アラレちゃんとか、ピカチュウの怪獣の一匹の方がよっぽどカワイイですよ。

 

とにかくああいう可愛いデッサンっていうのは、海外の人は思いつかないんでしょうね。

 『ありのままで』(Let it go)の歌詞は図々しい?

それと呆れたのは、あの歌の内容。「ありのままでーありのままでー」って図々しいですよ。生まれたままを受け入れさせるっていう。

 

じゃあね、恋人にですよ。だれにでもそうですけど、畑から抜いたばかりの大根を「さぁ食え」、「ありのままだから食え」って言ってるのと同じで、迷惑な話で、これ犯罪ですよ。

 

ですから、泥を落として、かつら剥きとかいろんな切り方、または大根おろしで、すってみたりとか、いろいろ料理の仕方で工夫して、美しい器に盛って、それからそれなりの添え物をして、気を配って努力して「さぁ召し上げれって」って言われて、初めておいしくいただけるんでしょう?人間も同じことですよ。

 

それを何にも努力しないままで、それは人格もそうですよ。礼儀作法も何も、洗練されたものが何もなくて。それでありのままでとか、けだものじゃありませんか。

 

そういう図々しい歌っていうのはダメですよ、あんなもの。ですから私は、「まぁなんてふてぶてしい」歌なんだろうって思って聞いてました。わたくしあの歌は大嫌いです。

 

TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2014年9月7日放送分より

 

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 『アナと雪の女王』などの、ディズニー映画の強い拒否感を持つ美輪さんですが、国内で生まれたアニメについては、キャラクターが可愛いということで絶賛しています。特にポケモンはお気に入りのようで、美輪さんがポケモンやPokemon Goについて語った記事は次のリンクから読めます。

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 またジブリ映画も美輪さんは大好きとのことで『もののけ姫』や『ハウルの動く城』には声優として出演してらっしゃいます。特に『ハウルの動く城』では木村拓哉さんと共演していて、その時のエピソードに興味がある方は次の記事を読んでみてください。

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