【美輪明宏】スーツの色の効果について語る
社会人のみなさんはどんなスーツを今お召しになっているか。ほとんど黒でしょう?
私は霊感があるわけじゃないんですよ。みなさん全部黒なの。みなさん葬式がお好きらしいのね。葬式の雰囲気がお好きなのかしら。とにかく黒づくめでしょう。死神みたいですよ。まがまがしい。
黒は陰の色ですからね。なるべく避けて。最近はそれでもストライプの、しま柄がまた復活してきたんで。昔、三十数年前以上は全部紺色だったんですよ。青い背広で心も軽くって歌があったようにね。紺って言うのは、理性的な色なんですね。で、黒は悲しみの色、緊張の色なんでなるべくお召しにならない歩がいいですね。
靴やかばんは黒でしょうがないにしても、せめて背広ぐらいは紺とかストライプが入っているとか。せいぜいグレーであるとか。茶系統もこげ茶だったら素敵ですよね。こげ茶のストライプだったら素敵ですよ。
だから女性の方もなるべく黒づくめはおやめになって、暗いイメージを与えますんでね。
ではここで背広にまつわる曲をご紹介しましょうかね。作曲は大作曲家でいらっしゃいました古賀政男さん。わたくし美輪明宏の歌で『青い背広で』。
『薔薇色の日曜日』4月10日より
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