美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

【美輪明宏】丹波哲郎に障がい者施設でのボランティアから学んだ人生の教訓について語る

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美輪「だから家庭もよくて、家も建てて、幸せになってしまうと即、あの世へ行っちゃう」

丹波「人間界に生まれてきたなら、環境から言って不幸なほうが、向こう(霊界)へ行った場合には、得だということを言おうとしてるんだな」

 

美輪「いや、徳っていうことじゃないけども。私、ある日、島田療育園(現島田療育センター)っていう重症心身障碍者施設のところへ行ったわけ。その時、私他人に寄付できるような状態じゃなかったわけ。自分も苦しいし、世の中から落ちぶれてお金もないころ。その時にチャリティコンサートをやって、三島さんも引っ張り出して、その上がり(収益金)を持って行ったわけ。その時、私も悩みいっぱいで他人にこんなことできる状態じゃないのにな、ってふっと見てたら、例えば目も耳も口も不自由な子たち、それ腕のないことか、両手両足とだるまさんみたいになってる。それから自閉症の子、頭一日中ぶつけてる子。いろんな子がいて、ボランティアの人の人間愛で素敵だったの。それをじーっと見てたら、その子たちが、心の中で一斉にスーッと振り返ったような気がしたの。エネルギーで、なんだこれはって思ったら『あんたの悩みなんて悩みのうちに入んないよ。私たち見てごらん。あんたは歩けるだろ。そこのトイレだって、私はだれかについて行ってもらって、ここで漏らさなきゃいけないんだ。あなたは好きなところへ歩ける。しかもきれいな靴があれば買ってきて履くことができる。私は買ってきても履く足がない。きれいなファッション。アラ、素敵、ブランド物。買って袖をとおす腕があるでしょ?私は袖をとおす腕もないんですよ。あなたたち、なんて幸せなんだ。聞くことも見ることも全部できるじゃない。人間は不幸を数えることはするけれど、感謝すること、ありがたいことも数えればいっぱいあるでしょ?』」

アナ・丹波「うん」

美輪「なぜ数えないの、って言われたように全部パワーが来るわけ」

丹波「念が全部集まってくるんだ」

美輪「それでこの身体障がい者の人たちは、私たちを激励叱咤して戒めるためにあの世から遣わされた菩薩たちの集団なんだなって思ったわけ」

丹波哲郎が考える「人間界最大唯一の目的」とは?

丹波「だからさ、あなたはそれを慰問に行ったわけだ。ところが結局自分が慰問されたわけだ」

美輪「そうなの。お説教食らったわけ。『何をやってる!』ってね。『あんたは幸せじゃないか』って。だから私多くの人に言うの。自分が落ち込んだり、不幸だと思ったとしたら。自分の不幸なんて毛ほどもない。あの人たちに比べたらなんでもない。なんて幸せなんだって思えるから、ボランティアにぜひ行きなさいって言うのね。そしたら自分が、なんて贅沢な恵まれた環境にいるんだろって思うわよ、って言うの」

丹波「だから美輪さんね。向こう(霊界)に言った場合、すなわち死んだ場合、必ず出会うのは発光体で、発光体が質問してくる。無言のうちに質問してくることは、『あなたは人間のうちに、人間界でどんなことをしてきたか』と。どんなことというのは、どのように人のために尽くしたことがあるか、と。こういうことだ」

美輪「そうそう」

丹波「これをずらーっと並べられるものは幸せなんだ。ところが、俺はいったい、私はいったい、人間界で人のために尽くしたことがあるかなぁ?なんて言ってる者はもはやダメ。もう胸を張って、私はこんなことをしましたよ。私はこんなことをしましたよ。すなわち人のために尽くすということが、人間界の唯一の、最大の目的なんだ」

 

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