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美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

【美輪明宏】高見沢俊彦に銀巴里の思い出を語る

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この記事は2016年8月7日放送されたTBSラジオ高見沢俊彦のロックばん」での高見沢俊彦さんと美輪明宏さんの対談を書き起こしたものです。第1回は次のリンクから読めます。

【美輪明宏】高見沢俊彦にTBSとの付き合いについて語る - 美輪明宏ラジオの名言

高見→高見沢俊彦、美輪→美輪明宏の略です。

 

高見 その銀巴里のお話なんですけど、そこではいろんな文壇の方が集まって…

美輪 えぇ、いつのまにかね

高見 サロンのような形になってるってお話を聞いたことがあるんですけど、、、

 

美輪 だんだんそうなって、文化の発信地みたいになったんですね。当時はアメリカにグリニッジ・ヴィレッジがあって、パリにはサンジェルマンデプレがあって、実存主義の連中とか、カミュとかサルトルたちが、そういった人たちが集まって、ジュリエット・グレコというシャンソン歌手、日本にもたびたび来てますね。

高見 えぇ

美輪 グレコを中心として、そこが文化の発信地で、それと同じようなのが銀巴里で、そういうふうなのを作りたいと思ってたら、なんと、私がそこに行き始めて、シャンソン喫茶になってから中村勘三郎さんの17代目ですから、この間亡くなった方のお父さんですね。

高見 はい

美輪 17代目です。その方が見えられて、その方がひいきにしてらした探偵作家の江戸川乱歩さん。私の当たり役の黒蜥蜴の原作者ね。その江戸川乱歩さんが見えて、そして気に入られてファンになってくれて、そしたら、それから2か月くらいたってからかしらね?当時売り出しの新進作家だった三島由紀夫さんが…

高見 当時、新進作家だったんですね!?

美輪 売り出しの最中。まだ知る人ぞ知るという感じで全国的じゃなかったんですけどね。

高見 僕もかなり読ましていただいたんですけど、『花盛りの森』がけっこう好きで、最初のデビュー作でしたけどね。16歳の時にお書きになったっていう…

美輪 そうなんですよ。そして三島さんが川端康成さんを連れて見えて…

高見 すごいですね、もう…

関連記事:【美輪明宏】銀巴里に集った思い出の人たち―岡本太郎、三島由紀夫、菅原文太について 

遠藤周作野坂昭如寺山修司

美輪 そして第三の新人て当時言われてたのが遠藤周作さんて言われてて

高見 (笑)遠藤周作さんも第三の新人なんですか?

美輪 そう豆狸(まめだぬき)!

高見 豆狸なんてとても言えませんよ。

美輪 だって彼が「君は天草四郎の生まれ変わりっていうけど、僕はなんの生まれ変わりなんだ?」って言うから「狸でしょ?」って言ったら急に「何言ってんだ!」って。「君が天草四郎で、なんで俺が狸なんだ!」って。

高見 まぁ、そう見えないこともないですけども(笑)

美輪 でも、いたずらっ子なの。

高見 そうなんですか?

美輪 書けなくなると、あちこちに声色を使って、詐欺師みたいに電話してくるんですよ。

高見 遠藤周作先生がですか?

美輪 そういろんな人の声色を使って、いたずらっぽくっておかしかったですよ。

高見 まぁ、その人となりとか、素の大先生たちの…

美輪 そう。そっちのほうばっかりでお付き合いしてたからね。

高見 僕らは本のイメージしかないですけどね。

関連記事:【美輪明宏】遠藤周作の『沈黙』に与えた影響を語る

美輪 あとは吉行淳之介とか安岡章太郎さんとか、これが第3の新人て言われて3人グループだったんですよ。

高見 それが第3の新人なんですね。

美輪 それで野坂昭如さんは、まだ風来坊でいらして、

高見 風来坊ですか?まだ作家ではなかったんですか?

美輪 ラジオのいろんな構成作家はやってらしたんですね。

高見 なるほど。

美輪 そしてシャンソンも終いには歌うようになったんですよ。

高見 野坂さんがですか?

美輪 えぇ。女子大生がたくさん来てたんで、それを狙ってきてたんですよ。

高見 さすがですね。

美輪 不純だったの、動機が。

高見 それでいいと思います。

美輪 ところがコーヒー代が続かなくなったんで、じゃあいっそのこと、ここで歌うようになれば、コーヒー代払わなくて済むようになるからって言うんで…

高見 頭良いですね。

美輪 それでオーディション受けて

高見 受かったんですか?

美輪 それで昼間の部って言うのはお客さんが入んなかったんですよ。

高見 えぇ

美輪 で、お客さんが一人でも入ってきたら止めさせられるっていう歌い手さんだったんですよ。

高見 (笑)それは凄いな…

美輪 それが後でいろんなことになるんですけど…。それで寺山修司はまだ高校生で…

高見 えっ!?高校生だったんですか

美輪 私と同い年ですから。そのうち彼の追悼のお芝居を来年あたりやろうと思ってるんですけどね。

高見 寺山修司さんは僕が高校の頃ですかね。美輪さんがお出になった『書を捨てよ町へ出よう』あれを僕見たことあるんですけど、非常に難解で…

美輪 アレも私、騙されたんですよ。

高見 地獄のマヤって言う凄い名前の…

美輪 とにかくスタジオの中で、とってもきれいなシーンを撮りますからって。行ってみたら、幽霊屋敷みたいなコンクリート打ちっぱなしの廃屋だったの。

高見 凄いところだったですよね。

美輪 廃屋で、真冬で、寒いでしょ?そこで裸で…

高見 お風呂に入ってましたよね

美輪 うん。「騙しやがって!」って

高見 かなり凄い映画だったなって

美輪 まぁ一緒にアングラやった仲間ですからね。彼はずいぶん私のために色々やってくれて、芝居を2本をも書いてくれましたからね。「アングラやりたいから手伝ってください」って言うから来たんだけど…。まぁ色々ありましたよ。

(第3回につづく)

続きは以下のリンクから読めます。

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