【美輪明宏】「笑う門には福来る」こそ人生のコツ
今日は幸せに生きるコツって言うのを話してくれってディレクターに言われましたんで、「そんなものあるもんか」って言うんです。「そんなものあったら世話ないよ」って言うんですけど。
「幸せに生きるコツ」「今年一年を薔薇色に過ごすコツ」。とにかく一番いいのは、いつもほほえみを絶やさないことですよね。ほほ笑んでれば、「笑う門には福来る」って言って。
例えば就職がうまくいかない人でも、とにかく面接室に入ってドアを開けたとたんにニッコリ華やかに笑って、どんな顔立ちの人でも笑い顔の似合わない人はいませんからね。「よろしくお願いします!」って言って。そして出ていくまでずっとほほえみを絶やさないことです。そうすると「あっ、これなら職場でもみんなと仲良くやっていけるな。成績もいいだろうな」って。必ず就職でも学校の面接でもうまくいくんです。家庭の中でも笑顔が一番。
豪放磊落、冷静沈着…
それと豪放磊落。細かいことにはいっさいグチグチ言わない。冷静沈着。感情的にならない。感情は嬉しい時、楽しい時にだけ使うようにすればいいんです。そしてとにかくほほ笑んで、背筋をまっすぐにして、姿勢をまっすぐにすれば正しい考えが浮かんできます。そういうことです。
冷静沈着、豪放磊落、柔和質直、福徳円満。
ほほえむこと。それが一番ですね。
それでは一曲それにちなんでお届けしたい曲がございますんですよ。喜納昌吉さんのおつくりになった歌でございます。沖縄らしくていいですね。
では、『花―すべての人の心に花を』というタイトルでございます。美輪明宏の歌で、聞いていただきたいと思います。
TBSラジオ「美輪明宏 薔薇色の日曜日」2017.1.1より