美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

美輪さん、戦後70年の安部談話について語る

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わたしも、この間、故郷の長崎で、瀬戸内寂聴さんとトークショーをやりまして、瀬戸内さんの展覧会、これが主な目的だったんですけども、瀬戸内さんがどうしても私を、っていうことでご指名を受けたんで、それで長崎まで行きました。

 

お墓参りもしてきましたけど。それでこれまでの瀬戸内さんとのお付き合いとかいろんな話をして、それで戦争の話もしたんですけどね。

 

まぁ瀬戸内さんのお寺の不思議な話とかね。いろんな霊的なものもちょこっと出てきましたしね。みなさん、びっくりしていらっしゃあいましたけどね。

 

それで今度は今の政府の話も出てきましたんですけどね。まぁ、それで政府のことを批判すると拍手喝采ですよね。さすが長崎だと思いましたけれど。

 

わたくしは不思議なのは、今の政党か何かを、まだ政府を支持している人が30%以上いるってことで。不思議な気がしますね。

 

こういう方たちってのは、安倍さんの70年談話って言うのがありましたけどね。あれを聞いてても空疎なんですよね。だから多弁空疎で、長い話をしているけど、中身は村山さんだとか、小泉さんのこういう話でしたと言うのを、受け継いで話を説明しただけ。じゃあ、あなたはどうなんですか?っていうご自分(の意見)が無いんですよね。

 

ですから安倍さんはご自分の家のおじいさんや何かの、先祖の霊が勝手なことをやってて、あの人自身がしゃべったり動いているわけじゃないって、今度の談話ではっきりわかりましたね。あぁやっぱり私がにらんだとおりだなぁと思いましたね。

 

でもね、一応その中で、悔悟という悔やんでいるという、これだけは進歩だなぁと思って。それとね、支持率が下がったんで、何とかしてここで上げなきゃっていう気持ちとか、中国や韓国の顔色伺ってとか、そういう四方八方に気を使った官僚たちのいろんな下書きがほの見えて、ちょっとおもしろかったですね。

 

TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2015年8月23日放送分より

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