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美輪明宏ラジオの名言

美輪明宏の発言まとめ

【美輪明宏】プロ歌手としての原点を語る

芸術 芸術-音楽

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わたくしのプロ歌手としての原点、と言いますと、進駐軍のキャンプ周りでアルバイトをしてたんですね。それでショーをやるんですね。わたくしもプロというものがどういうものか分かって無くて、それまで日本に、おしゃべりをして、曲の紹介もやって踊って歌ってというシステムは無くて。流行歌手でまっすぐに直立不動で歌う。それが(日本では)当たり前だったんですね。

 

 

歌って踊ってなんてのはとんでもない話で―少女歌劇は別ですけどね。そうではない普通の歌手はそういうこと(踊りなど)はしませんでした。

 

で、初めてそこで、進駐軍のキャンプのクラブのマネージャーがいまして、どうしてお前動かないんだって言われるんですね。動くってどういうんだかわからなかったから。

 

そうしたらジュディ・ガーランドっていうハリウッドのスターがお忍びでやってきて、ちょっとだけショーをやるってんで、これは日本人は入れないっていうんだけども。わたくしのファンだったアメリカの兵隊が、自分の家族ということにしようということで、男の格好しないで、女の格好して来いと言われて。それで夜の女で友達がいたんで、ワンピース借りていったんですよ。バレませんでしたけどね。

 

それでその時ジュディー・ガーランドが歌ってしゃべって踊ってね。まぁ、びっくりしました。あぁ、これがプロというものか、って。それでわたくしがデビューしたときに歌って踊ってたら、変な日本の評論家が「歌い手の癖にしゃべりすぎる」とか「曲の紹介は司会者がやるものだ」とかね。まぁ、どれだけ日本が世界の田舎だったかということですよね。

 

まぁ、それでいろいろ勉強しましたね。敵国だったアメリカ兵を前に初めて歌う時は忸怩たるものがありましたけど。でも兵隊たちの話をして、いろんな話をしているうちに、ずいぶん日本兵に殺されている人たちもいっぱいいるんですね、戦友を。お互い様なんだなぁと思ったら、許す気になっちゃって。それで屈託なく歌うことができましたけどね。

 

では、そのジュディー・ガーランドの曲をお聞き願いたいと思います。これはミス・ショービジネスと言われた人で本当に素晴らしいです。

 

曲名は『That`s entertaniment』(終)

 

TBSラジオ『薔薇色の日曜日』2016年9月25日放送分より

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